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【僕とアンジュ 1】 アンジュ 「ルカ君、ちょっといい?」 ルカ 「えーっと、何?」 アンジュ 「………」 ルカ 「な、何なの?」 アンジュ 「ルカ君、あなた、わたしと 目を合わせようとしないのね」 ルカ 「ごめん、クセなんだよ。 僕、人と目が合うと、 怒られちゃうような気になって…」 アンジュ 「わたしがそんな人に見える?」 ルカ 「…ううん。 優しそうな人だよ」 アンジュ 「あら、優し「そう」じゃなく、 実際優しいつもりなんだけどなぁ まあ、おいおい わかってもらえればいいか」 ルカ 「う、うん…」 アンジュ 「とにかく、ルカ君? わたしとの約束ね わたしと話す場合は、 きちんと目を合わせてくれる?」 ルカ 「………」 アンジュ 「ずーっとそうやって下向いて 人と話をするつもり? ほら、人の顔を見る練習を してみようよ」 ルカ 「…え、あ、…でも…」 アンジュ 「それとも、わたしの顔って 直視できないぐらい変?」 ルカ 「そ、そんな事ないよ!」 アンジュ 「そうそう、そうやって 顔を上げたままにしておくのよ。 わたしとの約束ね?」 ルカ 「うん、わかったよ」 【僕とアンジュ 2】 ルカ 「………」 アンジュ 「ルカ君もお年頃ね」 ルカ 「え? な、ど、どういう意味?」 アンジュ 「イリアの事、好きなんでしょ?」 ルカ 「そ、それは! いや、前世で恋人だった縁って言うか 何と言うか、その、深い意味は…」 アンジュ 「でもスパーダ君の話じゃ そういう事になってるけど」 ルカ 「そ、それは、スパーダの冗談で、 僕は、別に…、その…あの…」 アンジュ 「あれで隠せてるつもりなのかなぁ…」 【僕とアンジュ 3】 ルカ 「ねえ、アンジュ。 少し聞きたいことがあるんだけど…」 アンジュ 「ひょっとして恋愛の話? わたし、あまり経験無いから アドバイス出来ないと思うけど」 ルカ 「え? 経験無いの? アンジュってそういうの、 得意だと思ってた…」 アンジュ 「なぜそう思われちゃったのかなぁ…」 「苦手じゃないけど、 うー、その、なんていうか…」 ルカ 「禁止されてたの?」 アンジュ 「そういうわけじゃないの。 ただ教会勤めしてると、あんまり そういう機会が無いってのもあってね」 「でも一般的な意見なら 言えると思う。 ね、話してみなさいな」 ルカ 「…じゃあ、イリアの事なんだけど。 僕、もっと彼女と仲良くなりたいんだ」 アンジュ 「仲良さそうだけど?」 ルカ 「でも!」 「…僕、彼女を怒らせてばっかりでさ。 どうすれば気に入ってもらえるのか さっぱりわかんないんだ」 アンジュ 「あはは、もう…。 イリアの事わかってないのね」 ルカ 「どうすれば、彼女の事を もっと理解出来るんだろう…」 アンジュ 「う~ん…、 ちょっと違うんじゃない?」 ルカ 「??」 アンジュ 「ルカ君はね、 自分の事ばっかりなのよ。 自分の事で、もういっぱいいっぱい」 ルカ 「それって…、どういう意味?」 「僕、他人に気を遣って、 迷惑にならないようにならないように って心がけているつもりだけど…」 アンジュ 「「つもり」でしょ?」 「それに、「迷惑かけない」を 金科玉条にしている限り、 本当のお友達にはなれないと思うな」 ルカ 「…僕、アンジュの言っている事が わからないや」 アンジュ 「…おかしいなぁ。 頭のいい子のはずなのに。 どこでこじらせちゃったのかなぁ」 【僕とアンジュ 4】 ルカ 「アンジュ、ごめんね? 僕のせいで、迷惑かけちゃってさ」 アンジュ 「何の事?」 ルカ 「僕、ガラムで三日間、 寝たきりだったでしょ? 看病させちゃったじゃない」 アンジュ 「…さてさて、どう言えばいいかな?」 ルカ (あ、アレ? 怒ってる?) アンジュ 「いい? ルカ君。 わたしが大怪我をして寝込んだら 迷惑かけられたって思うの?」 ルカ 「い、いや、 そんなわけないじゃないか」 アンジュ 「なのに「迷惑かけてごめんなさい」って 謝られても、どう返せばいいのか わからないでしょう」 ルカ 「それはそうだけど…、 で、でも…、やっぱり僕のせいだし」 アンジュ 「あなたを怪我させたのは あのハスタさんよ。 あの人をかばっているの?」 ルカ 「ち、違うよっ」 アンジュ 「だったら気にしなくて いいんじゃないかな」 ルカ 「アンジュは気にしてないかも しれないけど…、他の人は そう思ってないかも…」 アンジュ 「大丈夫よ。 みんなあなたの寝ているうちに 適当に遊んでいたから」 「むしろ寝込んでくれて、 感謝してたんじゃないかなぁ…」 ルカ 「ず、ずるいや…」 アンジュ 「あなたの看病は交代制に してたのよ」 「全員が全員で、三日間 あなたに付きっ切りだった方が 嬉しかったかな?」 ルカ 「そ、そんな事されたら、僕、 罪悪感で死んじゃうよ…」 アンジュ 「ほらね? 気遣いなんて いいかげんでいい場合もあるのよ」 ルカ 「…そうだね、僕は気遣いが足りないと みんなに嫌われると思ってた」 「ところで、アンジュは 三日間、何して遊んでいたの?」 アンジュ 「温泉って初めて入ったけど、 あれはいいものね~。 おかげでお肌ツルツルよ」 ルカ 「へ、へぇ、そうなの…」 アンジュ 「混浴だったしね」 ルカ 「ええっ! ホントッ!!」 アンジュ 「嘘よ」 ルカ 「………」 【僕とアンジュ 5】 スパーダ 「ルカのヘタレ野郎!」 イリア 「バーカ、バーカ! ルカのおたんちん! おたんこルーカーッ!!」 ルカ 「う、うう~~~…」 アンジュ 「スパーダ君、イリア。 いい加減にしなさいよ?」 スパーダ 「やっべ、アンジュだ…」 イリア 「逃っげろ~!!」 ルカ 「グスン…ヒック…」 アンジュ 「もう、またからかわれちゃったのね。 いちいち相手しちゃ駄目よ? …ほら、ハンカチ」 ルカ 「うん…、ありがとう…」 アンジュ 「ほら、まだお鼻が出てるよ?」 ルカ 「グジュグジュ…」 「あ、ありがとう…。 新しく買って返すよ…」 アンジュ 「いいのよ、そんな事しなくて。 ハンカチなら沢山持ってるから」 「じゃあ、イリアとスパーダ君に ちょっとお説教して来るね」 ルカ 「クンクン…。 いい匂いだなぁ、このハンカチ。 アンジュの…、匂いだ…」 【僕とアンジュ 6】 アンジュ 「アイタタタ・・・」 ルカ 「どうしたの、アンジュ。 腰を痛めちゃったの?」 アンジュ 「激しい接近戦をすると、 あちこち筋肉痛になるの。 腰だけじゃなく、首と肩とひざも痛くて」 ルカ 「全身じゃないか! 大丈夫なの?」 アンジュ 「少し休めば大丈夫よ。 でも、わたし自身が武器を持って 戦うなんて想像もしなかったなぁ・・・」 ルカ 「アンジュは頭脳派で書斎派だもんね」 アンジュ 「そうなの、昔っから運動は 苦手なのよねぇ」 「こんな事になるのなら、 戦闘訓練を真面目にしておくんだったな」 ルカ 「教会で戦闘訓練なんて させられるの?」 アンジュ 「もちろんよ」 「ぶっそうな人が、いつ襲ってくるのか わからないでしょ? 自分達で撃退しなきゃ」 ルカ 「でも野党相手に、 天術を使っちゃったんでしょ?」 アンジュ 「覚醒した力を使わず、 格闘や百兵で倒せたら 問題無かったんだけども・・・」 ルカ 「今からでも遅くないよ。 これからも戦いは激しくなる。 頑張ろう」 アンジュ 「はぁ・・・、ダルぅ・・・」 ルカ 「もう・・・、本当に運動が苦手なんだね。 まあ、僕も 人の事言えなかったけど」 アンジュ 「わたしも歳かなぁ・・・」 ルカ 「もう!まだ二十歳でしょ?」 「運動不足を歳のせいに しちゃ駄目だよ」 アンジュ 「うう~、ルカ君が冷たいよぅ。 あっち行っちゃうもん!」 ルカ 「アンジュがすねちゃった・・・。 珍しいなぁ」 【僕とアンジュ 7】 アンジュ 「それで、イリアとの間柄。 最近どうなの?」 ルカ 「うーん・・・、良くもなく悪くもなくって 感じかなぁ」 ルカ 「でも、イリアって僕と話をすると イライラするみたい。 いつも怒ってる気がするんだ」 アンジュ 「良かったね。 それって、あなただけに本音の部分を 見せているのよ」 ルカ 「ど、どういう意味?」 アンジュ 「近頃のイリアは、 初めて会った頃と比べて、 ずいぶん変わったと思う」 アンジュ 「ワガママで世間知らずなお嬢さんじゃ なくなってきたみたいね」 ルカ 「へえ…、僕、全然気がつかなかった」 アンジュ 「気が強くて、頑固なのは 相変わらずだけど、 わたしの前では素直ね」 アンジュ 「エルの面倒はちゃんと見るし、 リカルドさんとも結構 仲良くお話してるみたいだし」 ルカ 「じゃあ、なんで僕だけ 上手く接する事が出来ないんだろう…」 アンジュ 「上手く接してるんじゃない?」 ルカ 「…全然そうは思えないけどなぁ。 はぁ…、わかんないや」 アンジュ 「う~ん…、もうちょっと背中を 押してあげるべきかなぁ?」 アンジュ 「それとも余計な手出しは しない方がいい…のかな?」 【僕とアンジュ 8】 ルカ 「………」 アンジュ 「コホン」 「ルカ君? 女性の胸元を そんな風に凝視しては駄目よ?」 「わたしだから良かったものの、 イリアやエルが相手だったなら 一体どんな目に遭わされる事やら…」 ルカ 「ち、違う違う! 胸元の首飾りを見てたんだよ!」 アンジュ 「あら、そうだったの」 「でも、これがどうかした?」 ルカ 「リカルドに預けた首飾りと 全然違うね」 「形は似ているけど、輝きというか 気品さというか、まあ…その… 見るからに安物みたいだけど」 アンジュ 「あら、ルカ君? 罰当たりよ。 こういう物は気持ちが大切なの」 ルカ 「…うん、そうだよね。 つまらない話をしてごめん」 アンジュ 「…でもすぐ安物って わかっちゃうのも問題かな? 古道具屋で10ガルドだったんだけど…」 ルカ 「そういうのを売り買いする事って、 本当はいけないんじゃないの?」 アンジュ 「うーん、でも貧困に窮する程ならば 天もお許しになると思う」 「聖印一つで飢えを満たせたなら、 教会も作ったかいがあったというものよ」 ルカ 「不信心だ! って、 怒るのかと思ってた」 アンジュ 「幸せになってこその信仰よ。 聖印を売った人も、心には聖印を 持ったままであると信じたいなぁ」 「ところでルカ君?」 ルカ 「な、何?」 アンジュ 「本当にわたしの胸、 見てたかった? 微妙に口元ゆるんでたけど」 ルカ 「…実は見てた。 天に、そしてアンジュに謝罪します。 ごめんなさい」 アンジュ 「はい、天はあなたをゆるします。 もちろんわたしもね」 【僕とアンジュ 9】 ルカ 「アンジュの故郷ってどこ?」 アンジュ 「どうしたの、突然そんな事」 ルカ 「そういえば、アンジュの過去って 全然聞いた事がなかったよね。 家族の事とか、どんな子供だったとか…」 アンジュ 「ん~…、ヒミツ」 ルカ 「え~? なんでさ」 アンジュ 「というより、語って聞かせられるような エピソードが無いのよ、まったく」 ルカ 「えっと、 じゃあ、質問するから答えてくれる?」 「生まれは? そしてご両親ってどんな人?」 アンジュ 「両親共に巡回牧師だったの。 子供の頃、町を転々としてたものだから 故郷というのが無いのよね」 「物心ついた頃、両親共流行病に 倒れちゃってね、その時に ナーオスに行かされたのよ」 ルカ 「どんな子供だったの?」 アンジュ 「え…っと、神学校で学問を修めたの。 成績は中の上だったかなぁ。 体育はビリだったけど…」 ルカ 「友達話や恋愛話が聞きたいな」 アンジュ 「んー…、神学校時代には級友とか 異性のお友達もいたけど、 特に話すような出来事は無い…かな」 ルカ 「う~ん、結構普通なんだね。 もっと波乱万丈だと思ってた」 アンジュ 「あら、平穏で楽しかったのよ。 わたし、 毎日を心から楽しんでたと思う」 ルカ 「…うらやましいな。 僕も頑張らないと アンジュ 「頑張らなくていいのよ。 楽しめばいいの。 みんなと一緒にね ルカ 「そ、そうだね。 うん、頑張るよ!」 アンジュ 「だから頑張らなくていいってば…」
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↑アンジュ宮殿 概要 アンジュ宮殿とは、1682〜1701年にスローラ14世が着工したロザリア絶対王政期を代表する殿。また、世界初の世界遺産である。 ギャラリー
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アンジュ・セレーナ CV 名塚佳織 年齢 23 身長 158 体重 53 職業 僧侶 / シスター 加入時期 惑星イノセンス 聖都ナーオスの大聖堂でシスターとして働いている女性。癒しの力を持つことから「聖女」として評判になるが、聖堂を占拠した賊を退けるために異能の力を使って教会を破壊してしまい、軍に囚われる。当初は自身の力を忌み嫌い悲観するが、ルカ達の説得により仲間に加わることとなる。 聖職者だが堅苦しさはなく、本音と建前をたくみに使い分ける、世事や処世術に長けた世渡り上手な性格。パーティの中ではリカルドと共に他のメンバーのまとめ役でもある。からかわれているルカをフォローしたり、エルマーナの世話を焼く一方で、教会や歴史がらみについての説明役も買って出ている。聖女と崇められて利用された挙句に信者たちに裏切られたという過去からか、自分が聖女と呼ばれることを快く思っていない。 食欲旺盛で、将来は「温泉や美味しいワインのある街でのんびり暮らしたい」と語る。あまり運動が好きではなく、自分の体型がややふくよかであることを気にしており、パーティ内では禁句となっている。犬が苦手。物心がついた頃に両親共に流行病で亡くなり、その時にナーオスに行かされて育った。歳の離れた兄がいるが従軍牧師として今も戦地を転々としているため、めったに会わないらしい。 特技 Lv. 名称 TP 属性 4 ローバーアイテム 15 - 7 光波刃 3 - 12 牙突衝 4 - 15 牙連刃 8 - 17 空襲剣 12 - 20 翔牙裂臥 12 - 24 飛翔刃 5 - 27 蛇咬牙突 10 - 29 牙突連撃 10 - 33 守護方陣 20 光 36 飛翔連斬 12 - 41 斬刃連牙突 24 - 44 牙連光波刃 23 - 49 牙連飛翔鮫 24 - 53 転生蓮牙突 20 - 魔術 Lv. 名称 TP 属性 2 ピコハン 2 - 5 フォトン 4 元 9 ヒール 12 - 14 リカバー 7 - 16 バリアー 6 - 22 レイ 19 光 26 キュア 17 - 31 ピコピコハンマー 18 - 34 フィールドバリアー 26 - 38 レストア 25 - 43 レイズデッド 30 - 47 リザレクション 35 - 51 ホーリーランス 26 聖 秘奥義 Lv. 名称 属性 80 鳳翼熾天翔 - 100 祈煌黎泉 - 130 聖臨・神舞 聖
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【イリアとアンジュ 1】 イリア 「アンジュってさぁ」 アンジュ 「なぁに?」 イリア 「人付き合いが上手そう。 あたし、偉そうなヤツとか 自分勝手なヤツとか苦手でさぁ、 すぐイライラしちゃう」 アンジュ 「ん~、そういうのも訓練次第よ。 教会勤めしていると 色んな信者さんが来るもの。 慣れちゃったのよね」 イリア 「でも嫌いなタイプとかいるでしょ?」 アンジュ 「それはまあ、ね。 でも…、こういう言い方は不敬だけど 信者はお客様で、お客様あっての 教会だもの」 イリア 「ふ~ん、やっぱアンジュでも 朗らかな顔しながら、腹の中では 「ウゼェ」とか思ったりしてるワケね」 アンジュ 「そうやって 人の言葉を悪く言っちゃ駄目よ? …まあ否定はしないけど」 イリア 「アンジュって結構黒いのね~。 イシシシシ…」 アンジュ 「イリアは…、人と自分の欠点を さらけ出し合って、友情を確認する タイプみたいね。 素直で裏表はなさそうだから、 ルカ君よりは扱い易そう… …仲間の円滑な人間関係は イリアの機嫌次第って所かな。 ……… 私のこういう所が「黒い」って 言われるのかなぁ?」 【イリアとアンジュ 2】 アンジュ 「むむ~」 イリア 「うわ…あたし、アンジュにすっごい見られてる!」 イリア 「ど~したのよ、アンジュ」 アンジュ 「あなた、スマートね。 なんていうか、その…、ねたましい…」 イリア 「そ、そんな事言われても困るってのよ!」 アンジュ 「ねえ、どうやって体系を維持してるの?」 イリア 「う~ん、特に意識はしてないけど、 とりあえずいっぱい運動する事かなぁ」 アンジュ 「うう~、やっぱそれなのね…」 イリア 「そうそう! アンジュはもっと 身体を動かさないとね!」 イリア 「手始めに乗馬しよっ! あたしが教えてあげるからさ!」 アンジュ 「馬に乗るのって運動になるの?」 イリア 「案外体力使うもんなのよ。 背筋とか腹筋とか使いまくり! あと太ももも引き締まる!」 アンジュ 「でも馬って大きいでしょ?」 アンジュ 「落ちたら大怪我するし…、それに お尻とか内太ももがすり傷だらけに なるって話しだし…」 イリア 「そ、そんなの我慢しなきゃ! それにあたしが付いてたら 落馬なんてしないってば」 アンジュ 「それと…、わたし馬の近くにいると 目がかゆくなって くしゃみが出ちゃうのよね」 イリア 「…わかった。 乗馬以外だったら何がいい?」 アンジュ 「そうね…、疲れなくて、汗が出なくて、 座ったままか寝転がったままで出来て、 翌日筋肉痛にならないような運動、かな」 イリア 「あんた、ほんっっとに運動嫌いなのね」 【イリアとアンジュ 3】 アンジュ 「ねえ、イリア。 余計な事かもしれないけど…」 イリア 「ひょっとして、ルカの話?」 アンジュ 「そう。 あなた、ルカ君の事、 嫌ってるわけではないんでしょ?」 イリア「あったりまえじゃない! 結構気に入ってるつもりよ」 アンジュ 「素直ね。 その言葉が聞けて良かった」 アンジュ 「ルカ君は難しい子だけど、 あなたなら 上手く付き合えるんじゃないかな」 イリア「ホントにそう思う? あたし、かんしゃく持ちで 意地っ張りでしょ?」 イリア「ルカに呆れられちゃうんじゃ ないかって心配してんだけど…」 アンジュ 「じゃ、一つだけ忠告。 どれだけ大喧嘩したとしても、 後であなたから謝りなさい」 イリア 「ええ~?あいつの方が悪くても?」 アンジュ 「そうすればルカ君は 自分を責めるでしょう。 海よりも深く反省するはずよ」 イリア 「なーるほどっ! さっすがアンジュ! 恋愛の達人ね!」 アンジュ 「………」 イリア 「あ、アレ? なんでヘコんでるの?」
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キュアアンジュ☆ みんなを癒すのが私の役割です プロフィール 名前 キュアアンジュ コスト 100 レアリティ N 属性 弓-水 評価 S+ スキル 名称 タイプ 範囲 属性 効果 消費 CT 特殊効果 備考 アンジュアタック 必殺技 敵単体 杖 r400 MP9/ST15 なし 天使の盾 魔法 味方単体 R400 MP25/ST15 シールド50%,HP回復 天使の羽 魔法 味方単体 R400 MP20/ST12 HPハイリジェネ,素早さ+50% アイギスウォール 魔法 味方全体 MP30/ST18 4ターンの間MPを徐々に減少させ、自然属性ダメージ50%カット 物理属性は防げず 天使の施し 魔法 味方単体 R305 MP20/ST12 HP回復,ST5回復 天使の加護 魔法 味方全体 R305 MP60/ST36 HP回復,ST5回復 フェザーブラスト 魔法 敵単体 風 r1000 MP100/ST10 2 なし ハートフェザーシールド 魔法 味方全体 R600 MP150/ST15 3 シールド50%,HP回復 音属性は防げず ヘヴンズライト 魔法 味方単体 R500 MP250/ST25 5 HP回復,戦闘不能回復 追加特性習得後 天使の盾β 魔法 味方単体 r500 MP25/ST15 シールド50%,HP回復 天使の施しβ 魔法 味方単体 r375 MP20/ST12 なし 天使の加護β 魔法 味方全体 r375 MP60/ST36 なし ハートフェザーシールドβ 魔法 味方全体 R750 MP150/ST15 3 シールド50%,HP回復 音属性は防げず ヘヴンズライトβ 魔法 味方単体 r625 MP250/ST25 5 なし 特性 名称 効果 備考 知恵のプリキュア 魔法力+10%,攻撃力-10%,防御力-10% 負けず嫌いEX パーティにコスト150以上のキャラが存在時、全ステータス+5% みんなを癒す! 回復スキル強化,素早さ-15% レビュー 盾と回復を両立でき、しかもSTまでついでに回復してしまう、みんなを癒しすぎなプリキュア。 弱いことが何も書いて無く、強いとしか言えない。 また、戦闘不能を回復することができるのは、回復系のライバルのパインには無い強み。 コスト150以上のキャラがいるとさらに強くなるので、強キャラ フォーチュン アンジュとかで低コスト周回みたいなことができると思われます。 追加特性は自分の補助スタイルと相談して取ろう。 HP回復に専念するのであれば取ることで 回復スキルの名前が変わり、同じ消費で回復量が約25%増えますが すばやさが下がるため盾の機能がかなり落ちます。 味方を守りつつ回復に専念するのであれば取らないほうが吉。 オススメ育成論 物理型 コメントお待ちしております。 魔法型 コメントお待ちしております。 両刀型 コメントお待ちしております。 補助型 回復補助型では最も活躍しているプリキュアだと思います。 自己生存率を高めるためHP・DEF(防御力)・MDF(精神力)アップを意識すると同時に、AGI(すばやさ)をできる限り上げて「ハートフェザーシールド」を最大限活用できる様にしています。 ライバルとしてキュアグレースやキュアパインがいますが、アンジュはコアドロップ入手率の高さで進化させやすいため、数多くのプレイヤーを救っているヒーリングプリキュアになっているかと思います。 (私の場合は、全プリキュアの中で最も早く進化がカンストしました。) ただ、状態異常回復能力が無い事、リジェネ能力がグレースやパインに劣る事が欠点になっていると思います。 オリジナル コメントお待ちしております。 レビュー・コメント 名前 コメント
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アンジュ条約 第一章 会議 1条 ネネツ、かずのこ、ダルク、アメリカ、トルコ、オーシア、ルヴィロス、ドッツで定期的に会議を開き、この条約の締結国はその決定事項を守らなければならない。 2条 会議には上記の8カ国以外に、新興国において多少の影響力を持つ2カ国が参加することができる。また、この条約の効果を円滑化するため、締結国は会議の所属として月に一回開催される総会に任意で参加することができる。 第二章 戦争 3条 この条約締結国間の戦争は会議で決められたルールに沿って行うこと。 4条 条約締結国ではない第三国が締結国に対し攻撃しても決してその第三国とは戦争してはいけない。 5条 模範的な行動をするため八大国間での戦争は禁じる。 第三章 戦争の制限 6条 この章では戦争のルールを示す。まず戦争を行う際には宣戦する理由を述べなければいけなく、そのことを証明できる何かしらの証拠を提示する必要がある。 7条 領土が被っている国同士が戦争する場合、その領土は宣戦布告をされた側の領土として取り扱うこととする。 8条 基本的に全土の併合はそれ相応の理由が無ければ出来ないこととする。 9条 条約発行後、締結国同士の対立は極力平和的に解決することを推奨する。 第四章 処罰 10条 条約締結国のどれか一国が条項を破った場合、会議にてそれ相応の公平なる処罰を決めることとする。また、締結国で被害国があった場合には被害国は任意で会議に参加することができる。 第五章 条約 11条 この条約を破棄する際には会議で多数決制をとる。 12条 単体で破棄する際には48時間以内に会議に通達する 13条 この条約を改正するには総会を多数決制で通した後に会議で全会一致制で許可・不許可を出す。 第五章 証明 14条 締結国はTikTokの自己紹介欄に『アンジュ条約締結国』と表記すること。
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赫眼の錬金術師 ID:MMO_Ange REAL NAME:ANG_KTRN AGE:??? NAME:アンジュ SEX:Male→Female RACE:Elf WEAPON; アゾスグローブ 掌に『賢者の石』が取り付けられたグローブ。 トラペゾヘドロン 生命属性によって紐解かれた生物と妖精の構成単位を元に、妖精のように三重螺旋の構成単位を持ち、尚且つ解読することで1つの魔法陣になるように調整した人造人間。…つまり、人間が生み出した「神造人間」。 製作にはリゼ ロルンケルブの構成単位と自身の構成単位を掛け合わせて作られ、基本外見や性格はリゼに似るが、髪色や目の色は自身の物になっている。 ウェポノイド・フォームによって水銀のような液体になり、硬度や形状を調整する事で剣や杖、盾として扱える。 形状が固定化されていないのはまだ技術不足なのが原因。その為こっちに近い。 ARMOR; クリムゾンローブ 血を思わせる鮮やかな赤色をしたローブ。 後ろには金と銀で「生命の樹」の刺繍が施されている。 賢者の石 胸元に埋め込まれた、グローブの物とは別固体の賢者の石。 これにより、無尽蔵のマナと不老不死の身体を手に入れた。 腰布 リゼから贈られた水色の布。ロルンケレブ家を示す水の雫に似た紋様が白で刺繍されている。 非公式ではあるがロルンケレブ家お抱えの錬金術師の証明となる。 SKILL; 生命属性 水・大地・光の3つの属性を混ぜたマナ。 緑色のエネルギーに変化し、強い生命力を放つ特性を持つ。 …が、彼女の場合『賢者の石』によって発現した物の為か、そのエネルギーは血のように赤く染まっている。また、使用時には瞳も赤く変色する。 形態変化 錬金術の初歩中の初歩で、物質に含まれるマナを操作し、形状を変化させる。 霊薬(エリクシール) 賢者の石を元に、かなり難解な工程を経て作られた赤い薬品。 数が非常に少ないが、人智を超えた力とあらゆる病をを治癒する力を持つ。 エーテル 霊薬を模して作られた黒い薬品。 幻覚成分のある薬草を使用している為か、近い力を得られる代わりに強い副作用を持つ。 概要; 現在指名手配中の錬金術師。 その手には「銀細工の錬金術師」が技法を復活させてしまった物質、『賢者の石』を握っている。 技術者にしては、気さくで誰とでも仲良く出来る明るい性格だが、 本性はやはりというか、知識欲に飢えた狂人。 万物を再構築する究極の物質『賢者の石』を精製してからは自分の姿を大きく変えて、低身長で愛嬌のある女性へと変わった(人相書きは男性だった時の物で、しかも今の姿とは全く違う為、未だに特定はされていない)。 下はどっちもある。 その後、賢者の石を精製した罪で国際連盟に指名手配され、現在逃亡生活中。 道中で拾った合成生物(キメラ)の狗娘と共に、ポート・アルカーナに住んでいる。 また、大きく傷付いたリゼを匿い、自身の錬金術で治療を行った際、彼女に一目惚れしている。 水煙草と麻薬好きで、作業中は大抵吸いながらやっている。 長年吸い続けていた為か、神経に作用する物を始めとした毒物にはかなり強く、水銀を舐めてもケロリとしている。
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ミノウ・アンジュ(作成者:りでる) 異名:マッドネス 【年齢】 9歳 【出身惑星】 グロリオサ星 【設定】 宇宙の端、植物の栽培と輸出が盛んな星「グロリオサ星」 そしてこの星で優しい父と母に囲まれながら、緑豊かなこの土地で植物を育て暮らしていた貴族の女の子「ミノウ・アンジュ」 そんな彼女の元に、ある日とある一船の飛行船が館前に降り立った。 両親は客人を招きいれたが、その数分後、商談室からは父の激しい怒声が館に響き渡った。 普段聞かない父の怒声にあわてて商談室に向かうアンジュは視界の端に飛行船に乗り込んだ客人が写り、そして… 「私の企画に参加してくれないとは残念だよ…。」 その言葉が聞こえた次の瞬間、アンジュと屋敷は飛行船からの砲撃を受けることとなった。 ………何時間たったのだろうか。 体は焼け爛れ、動くことも出来ないアンジュが朦朧とした意識の中目を覚ますと、 かつて屋敷があったその場所は焼け野原となっていた。 「パ、パ…?マ……マ…?」 両親の名を呼びたくても焼けた喉では声は出ず、 その姿を探したくてもアンジュの片目は焼けて無くなってしまっていた。 痛みさえも麻痺し感じず、かろうじて戻った意識は再び遠のいていく。 (このまま私は死んじゃうのかな……) そう思ったとき、ふと何かが蠢く音に遠のいていた意識が呼び戻される。 その音は徐々に近くなり音の正体に目を向けると、そこには育てていた植物たちの姿があった。 そして、燃えてしまいバラバラの細胞となってしまったものが集まったその植物たちは瀕死のアンジュの傷を微力ながら癒し助けた。 そして一命を取り留めたアンジュは屋敷跡にあった家族写真を手に「客人」を探し始めるのであった。 【大会出場理由】 「客人」の情報を収集するうちに、アンジュはひとつの大会に行き着く。 その大会はとある貴族が主催したもので闘技者を集い戦わせるものだった。 あの事件以来、人体の損傷が酷く、また、一緒にいる植物たちが自分を守るため、 そして助けるためにアンジュを傷つけるものを食しアンジュの体の一部にしていたため 「マッドネス」と呼ばれ化け物扱いをされてきた。 そんな化け物ばかりの「人外」が集まる大会。 その主催者が両親を殺した犯人であるのなら。 なんとしても勝ち残り、表彰台の上でこれから生きていくためのお金と そして、 その体を食い尽くしてやる。 例え化け物と呼ばれても構わない。 すべては親の復讐の為に。 【能力】 『食物』 自分を守ってくれる植物が相手を丸呑みにする。 『きのこの胞子』 相手を眠らせる胞子を飛ばす。 『溶けちゃえ・・』 ウツボカズラに似た植物の中にいる生き物が相手の構造を判別し、それに適応した酸を噴出する。 『怪物の眼差し』 一瞬相手を怯ませることが出来る 『アイビー』 蔦攻撃、地面に潜らせることも可能。
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製作者 りでる 出場大会 第三回大会 経歴 第三回大会一回戦敗退 設定 異名:マッドネス 【年齢】 9歳 【出身惑星】 グロリオサ星 【設定】 宇宙の端、植物の栽培と輸出が盛んな星「グロリオサ星」 そしてこの星で優しい父と母に囲まれながら、緑豊かなこの土地で植物を育て暮らしていた貴族の女の子「ミノウ・アンジュ」 そんな彼女の元に、ある日とある一船の飛行船が館前に降り立った。 両親は客人を招きいれたが、その数分後、商談室からは父の激しい怒声が館に響き渡った。 普段聞かない父の怒声にあわてて商談室に向かうアンジュは視界の端に飛行船に乗り込んだ客人が写り、そして… 「私の企画に参加してくれないとは残念だよ…。」 その言葉が聞こえた次の瞬間、アンジュと屋敷は飛行船からの砲撃を受けることとなった。 ………何時間たったのだろうか。 体は焼け爛れ、動くことも出来ないアンジュが朦朧とした意識の中目を覚ますと、 かつて屋敷があったその場所は焼け野原となっていた。 「パ、パ…?マ……マ…?」 両親の名を呼びたくても焼けた喉では声は出ず、 その姿を探したくてもアンジュの片目は焼けて無くなってしまっていた。 痛みさえも麻痺し感じず、かろうじて戻った意識は再び遠のいていく。 (このまま私は死んじゃうのかな……) そう思ったとき、ふと何かが蠢く音に遠のいていた意識が呼び戻される。 その音は徐々に近くなり音の正体に目を向けると、そこには育てていた植物たちの姿があった。 そして、燃えてしまいバラバラの細胞となってしまったものが集まったその植物たちは瀕死のアンジュの傷を微力ながら癒し助けた。 そして一命を取り留めたアンジュは屋敷跡にあった家族写真を手に「客人」を探し始めるのであった。 【大会出場理由】 「客人」の情報を収集するうちに、アンジュはひとつの大会に行き着く。 その大会はとある貴族が主催したもので闘技者を集い戦わせるものだった。 あの事件以来、人体の損傷が酷く、また、一緒にいる植物たちが自分を守るため、 そして助けるためにアンジュを傷つけるものを食しアンジュの体の一部にしていたため 「マッドネス」と呼ばれ化け物扱いをされてきた。 そんな化け物ばかりの「人外」が集まる大会。 その主催者が両親を殺した犯人であるのなら。 なんとしても勝ち残り、表彰台の上でこれから生きていくためのお金と そして、 その体を食い尽くしてやる。 例え化け物と呼ばれても構わない。 すべては親の復讐の為に。 【能力】 『食物』 自分を守ってくれる植物が相手を丸呑みにする。 『きのこの胞子』 相手を眠らせる胞子を飛ばす。 『溶けちゃえ・・』 ウツボカズラに似た植物の中にいる生き物が相手の構造を判別し、それに適応した酸を噴出する。 『怪物の眼差し』 一瞬相手を怯ませることが出来る 『アイビー』 蔦攻撃、地面に潜らせることも可能。 補足
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【アンジュとリカルド 1】 アンジュ 「わたし、リカルドさんを雇えて 本当に良かったと思っているんです」 リカルド 「フン、俺など一山いくらの 凡百な傭兵に過ぎん。 感謝されるほど働いていないさ」 アンジュ 「謙虚なんですね。 その上、プロ意識というのでしょうか。 報酬への誠実さを感じられます」 リカルド 「…過分な報酬だった。 ならばサービスせねば、と 思っているだけだ それに金じゃない。 セレーナと交わした契約こそが 俺の戦う理由なのだ」 アンジュ 「契約、ですか?」 リカルド 「殺しが好きで戦場に立つわけでもなく、 報酬で命を奪う拝金主義者でもない 契約を結び、依頼者との信頼関係を 築く事こそが、俺の傭兵としての誇りだ」 アンジュ 「わたしとの契約で、 一つの契約を反故させてしまいましたね。 あなたは誇りを傷つけられたのでは?」 リカルド 「金銭で俺を雇う者は、 損得勘定を愛する者が多い 違約金さえ払えば、依頼人は得をする。 俺に仕事をさせた以上にな。 依頼人を儲けさせたのなら何も問題無い」 アンジュ 「そうですか。 そう聞いて安心しました」 リカルド 「いや、まだだ。 セレーナを守る仕事は これからも当分続く」 アンジュ 「そう…ですね。 ぜひわたしを守り抜いて下さい。 あなたの誇りを守るために」 リカルド 「了解した。 依頼人よ、俺に任せてもらおう」 【アンジュとリカルド 2】 アンジュ 「えいっ、やっ、とぉ~」 リカルド 「………」 アンジュ 「ハァ…ハァ…」 「リ、リカルドさん…、 早く声掛けてもらえません?」 リカルド 「…一体何をしているのだ?」 アンジュ 「見てわかりませんか? 短剣術の型をなぞっているんですよ」 「一応…」 リカルド 「そうだったか。 ひょっとしてそうか、とは考えたが あまりに牧歌的だったのでな…」 アンジュ 「はいはい、おっしゃる通り、 わたしはひ弱で剣を振るう筋力すら ありませんよ」 リカルド 「そもそもなぜ型稽古に 励んでいるのだ?」 アンジュ 「敵も強くなってきましたし、 前衛の方々も敵を抑えられなく なって来ています」 「自分自身を守れる程度には 己を鍛えておかないと…」 リカルド 「ふむ、心がけは立派だ」 アンジュ 「ありがとうございます」 リカルド 「だが、やる気が伴われていない」 アンジュ 「やっぱりわかります? やはり身体を動かすのは どうも苦手でして…」 リカルド 「まず基礎体力をつけろ。 技はそれからだ」 アンジュ 「うう…、基礎体力…、 わたしの嫌いな言葉ランキングで かなり上位の言葉ですね」 リカルド 「甘いお菓子は好きか?」 アンジュ 「わたしの好きな言葉ランキングで かなり上位の言葉です♪」 リカルド 「少し控えろ。 そうすれば身体が引き締まる」 アンジュ 「うう…、一転して嫌いな言葉に 変わっちゃった…」 【アンジュとリカルド 3】 リカルド 「………」 アンジュ 「………」 リカルド 「………………」 アンジュ 「そ、そんな目で見ないで下さいな。 勝手にアルベールの元に行った事を 責めていらっしゃるのでしょう?」 リカルド 「…責めてなどいない」 アンジュ 「嘘です」 「ご自分も同じ事をなさったから、 言葉ではお責めにならないのでしょう? でもその視線は…痛い、です…」 リカルド 「俺に相談しなかったのも、 ガキどもが俺達二人に見捨てられたと 思い込ませないように、という配慮だな」 「フン、小賢しい。 あいつらはちゃんとわかっていた。 事情があっての事とな」 アンジュ 「そう、だったのですか…」 リカルド 「その点が俺とは違う。 セレーナの人徳、というべきか」 アンジュ 「では、なぜ無言でお責めになるの?」 リカルド 「理屈では筋違いだとわかる。 だが、時として感情が追いつかない時も あるものだ」 アンジュ 「あら、未熟者なのですね」 リカルド 「ああ、未熟者さ…。 だから全力を持ってお前や ガキどもを守らねばならんのだ」 アンジュ 「ごめんなさい。 もうこれ以上、余計なお手間は 掛けさせません」 リカルド 「フン…、ならばいい」